<天窓転落>校長ら略式起訴 杉並の小学校(毎日新聞)

 東京都杉並区立杉並第十小学校で08年6月、6年生の中村京誠(きよまさ)君(当時12歳)が校舎屋上の天窓を突き破って転落死した事故で、東京区検は30日、宮山延敬校長(56)と塩田弥生教諭(51)=現・区立桃井第五小教諭=の2人を業務上過失致死罪で略式起訴した。同種事故で学校関係者が刑事責任を問われるのは異例。

 中村君は3階建て校舎の屋上で算数の体験授業中、ドーム形のアクリル製採光用窓(直径約1.3メートル、厚さ4ミリ)に乗って遊んでいたところ、天窓が割れて約12メートル下の1階床に落下し死亡した。

 起訴状によると、宮山校長は天窓に児童が乗れば破損して転落する恐れがあると知っていたのに、児童が近づかないよう教諭に指示しなかったとされる。当時、授業を担当していた塩田教諭は児童に天窓の危険性を注意したり近づかないよう指導せず、事故防止義務を怠ったとされる。

 警視庁が2人を書類送検していた。区検は略式起訴で罰金刑を求めた理由を「過失の程度や他の学校事故の処分から総合判断した」と説明。遺族の処罰感情が強いことも考慮したとみられる。

 この事故の前に、学校の天窓からの転落死事故は97年以降4件あった。神奈川県横須賀市立小学校で女児が重体となった01年9月の事故では校長と担任教諭が書類送検され、不起訴処分となった。

 杉並区教委は「事実関係の確認が取れておらずコメントを差し控える」としている。【三木幸治】

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